“りんとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臨洮33.3%
輪塔33.3%
輪燈33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたくしの妻は、もうふた月も前に、故郷の臨洮りんとうで死にましたが、このたびの戦乱で、まだその葬いにも行っておりません。郷土の縁者や朋友のてまえ、一度は行ってこなければ悪いのですが」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あたつたぞ/\』と山頂さんてう大歡呼だいくわんこである。余等よら夢中むちうつて、驅上かけあがつてると、たのはたが、古墳こふんには無關係物むくわんけいぶつで、石器時代せきゝじだい遺物ゐぶつたる、石棒頭部せきぼうとうぶ緑泥片岩りよくでいへんがん源平時代げんぺいじだいの五輪塔りんとう頭部とうぶ
私の眼には仏壇の扉の開かれて居る様も見えた。中扉の青いしやを透して一番奥の掛軸の阿弥陀如来の像や、その前に供へた御飯や、花瓶や、亀の上に鶴の乗つて居る蝋燭立てや、輪燈りんとうやが眼に入つた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)