“りょうりかた”の漢字の書き方と例文
語句割合
料理方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長崎でも同じ角煮といいながらうちによってすこしずつ料理方りょうりかたが違う。僕の家のは支那人直伝の東坡肉とうばにくというのだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
どうしても豚の元祖は支那だから豚の種類も食用に適しているし料理方りょうりかたも豚は支那風のが一番うまいね
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それをスタンデンドブーフといって、牛肉中の一番美味おいしい所です。ヒレ肉よりも美味うまいのです。少し肉はこわい方ですが料理方りょうりかたで大層美味おいしくなるもので西洋人が大層好みます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それから料理方りょうりかたによって味の違うは、勿論もちろん、鮎によって料理方を違えなければなりません。酒匂川さかわがわの鮎は色が青くって脂肪分がすくないからすしに製したり酢の物に料理すると色も変らず味が結構です。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
広海子爵は丁寧ていねい賞翫しょうがんして首を傾け「中川さん、私も鮎が好きで諸国の鮎を食べましたがこんな美味おいしい鮎は初めてです。お料理方りょうりかたも違うのでしょうが鮎のあじわいが格別ですな」としきりに感心する様子。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)