“りょうざんぱく”の漢字の書き方と例文
カタカナ:リョウザンパク
語句割合
梁山泊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、居候いそうろう四角な部屋を丸く掃き——掃除というのも名ばかり型ばかりで、男同士の住居は梁山泊りょうざんぱくそのままに、寝床は敷きっ放し、手まわりの道具や塵埃は散らかり放題。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と、所好すきな貸本の講談を読みながら、梁山泊りょうざんぱく扈三娘こさんじょう、お孝が清葉をののしる、と洩聞もれきいて
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
筒袖の単衣ひとえ着て藁草履わらぞうり穿きたる農民のおんなとおぼしきが、鎌を手にせしまま那処いずくよりか知らず我らが前に現れ出でければ、そぞろに梁山泊りょうざんぱくの朱貴が酒亭も思い合わされて打笑まれぬ。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)