“りゅうじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竜樹71.4%
龍樹14.3%
柳樹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、目連もくれんや、舎利弗しゃりほつの鼻が長かったとは、どの経文にも書いてない。勿論竜樹りゅうじゅ馬鳴めみょうも、人並の鼻を備えた菩薩ぼさつである。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「いやそれは間違って居る。この菩薩は実に有難いけれども龍樹りゅうじゅ菩薩の主張された中道論には及ばない」といってだんだんその訳を説明しますと仕舞しまいには
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
で私共の坐って居る所からガラス障子しょうじを隔てて南を望みますと、月ノ峰、龍樹りゅうじゅたけ等の諸山高くそびえて呼べばまさにこたえんとする風情ふぜいい眺めでございます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その樹は、一方に柳樹りゅうじゅ、一方には菩提樹ぼだいじゅであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)