“目連”の読み方と例文
読み方割合
もくれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、目連もくれんや、舎利弗しゃりほつの鼻が長かったとは、どの経文にも書いてない。勿論竜樹りゅうじゅ馬鳴めみょうも、人並の鼻を備えた菩薩ぼさつである。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ところがこの将軍殺さるる三日前に、仏の大弟子目連もくれんと、舎利弗しゃりほつ、およびその五百弟子を供養した功徳で大力鬼神となり、大疫気を放ち無数の人を殺す。
けれど釈尊しゃくそんは、目連もくれん尊者の女弟子の蓮華色ウッタラバルナと申す比丘尼びくにに、おまえこそ真の仏道を歩んだものだと仰っしゃったという話があるではございませぬか、法華経ほけきょうには女人は非器なりとございますが
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)