“らんにゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
乱入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
バラバラと表と裏から、警部の一行が乱入らんにゅうする。おそらく少年探偵団の同志たちも、いっしょになってとびこんだことだろう。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かりに、甲州路こうしゅうじより乱入らんにゅうする兵ありとすれば、一必定ひつじょう天目山てんもくざんより仙元せんげんの高きによって御岳みたけ俯瞰ふかんするものにそういござらん、その場合ばあいは?
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「武士の住居へ、案内も乞わずに乱入らんにゅうするとは何事だ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ええ、ゆうべおやかた乱入らんにゅうした、あの狼藉者ろうぜきもののためにしばられて、とうとうここで夜を明かしてしまったんで」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
領主りょうしゅ城郭じょうかくしかける盗賊とうぞくもあるまい。では、何者なにもの乱入らんにゅうしたのじゃ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)