“ゆきどま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行止69.2%
行留23.1%
行停7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこから這入はいって何処へ抜けられるか、あるいは何処へも抜けられず行止ゆきどまりになっているものか否か、それはけだしその路地に住んで始めて判然するので
あとでまたわたしを越えなければならない路ですがね、橋から見ると山の位置ありかは月のる方へ傾いて、かえって此処ここから言うと、対岸むこうぎし行留ゆきどまりの雲の上らしく見えますから
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この廊下、この別棟にはほかに出入口はない行停ゆきどまりとは聞いたがどこかに誰も知らない抜け道があるのでなかろうかという気がした道夫は、いきなり研究室の北側の窓のところへかけよって外を見た。
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)