“やまぎわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山際80.0%
山極10.0%
山頬10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ここの山際やまぎわから、彼方かなた、石井山のかわずはなの下まで、筑前が馬を走らすゆえ、その馬蹄のあとを、築堤の縄とりとせい。よろしいか」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同僚中で結核の重症といわれた山極やまぎわ氏と、どっちが先だろうとくらべられ、知人の葬式に顔を合わす度に、今度は君の番だろう、といわれるのは入沢いりさわ氏でした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
山頬やまぎわの細道を、直様すぐさまに通るに、年の程十七八ばかりなる女房にょうぼうの、赤き袴に、柳裏やなぎうら五衣いつつぎぬ着て、びんふかぎたるが、南無妙。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)