“やはぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤハギ
語句割合
矢矧64.7%
矢作23.5%
箭矧11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢矧やはぎの橋の強盗は太閤記にも出所のない全くの俗伝で、もとより取るに足らないことではあるが、当時の野武士にそんな事は珍らしくなかったのであろう。
日本一の長い橋と称せられた二百八間の矢作やはぎの橋を渡って、矢作から西矢作の松原へかかった時分に、不意に、お角の駕籠かごの棒鼻がおさえられてしまいました。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
玄翁げんをう和尚は伊夜彦山いやひこさんふもと箭矧やはぎ村のさんなり。近世ちかきよにいたりて徳僧とくそう高儒かうじゆ和哥書画の人なきにしもあらざれども、遠く四方に雷名らいめいせるはすくなし。