“やかんあたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬缶頭45.5%
薬鑵頭36.4%
薬罐頭18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これでも昔は内芸者うちげいしゃぐらいやったと云うを鼻に掛けて、臆面おくめんもなく三味線を腰に結び付け、片肌脱ぎで大きな口をいて唄う其のあとから、茶碗を叩く薬缶頭やかんあたまは、赤手拭のねじり鉢巻、一群ひとむれ大込おおごみうしろから
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
コトンと、六尺棒を突く音がして、てらりとした薬鑵頭やかんあたまが出てくると
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薬罐頭やかんあたま湯気ゆげを上げてプリプリ言っているから、若旦那の幸吉がそばから心配して
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)