薬罐頭やかんあたま)” の例文
新字:薬缶頭
それより数日すじつを経て翌二十年五月二十五日公判開廷の際には、あたかも健康回復の期にありて、頭髪ことごとく抜け落ち、薬罐頭やかんあたまみにくさは人に見らるるも恥かしき思いなりしが
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
薬罐頭やかんあたま湯気ゆげを上げてプリプリ言っているから、若旦那の幸吉がそばから心配して
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)