“薬罐頭”のいろいろな読み方と例文
新字:薬缶頭
読み方割合
やかんあたま66.7%
やくわんあたま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それより数日すじつを経て翌二十年五月二十五日公判開廷の際には、あたかも健康回復の期にありて、頭髪ことごとく抜け落ち、薬罐頭やかんあたまみにくさは人に見らるるも恥かしき思いなりしが
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
薬罐頭やかんあたま湯気ゆげを上げてプリプリ言っているから、若旦那の幸吉がそばから心配して
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
中でもその番頭が、片手に算盤そろばんをひつ掴みの、薬罐頭やくわんあたまから湯気を立てて、忌々しさうに何か云ふのを聞きや
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)