“もろごゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諸聲55.6%
諸声44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我目に見ゆるは、唯だ頭上の青空のみ。忽ち我等がめぐりに、人々の諸聲もろごゑに叫ぶを聞きつ。我等は彼方へおし遣られ、又此方へおし戻されき。こは一二頭の仗馬ぢやうめの物にぢて駈け出したるなり。
諸聲もろごゑの流行の小唄身にぞ染む船の汽笛の玻璃に鳴る時
吉井君の歌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
婦人運動を排する諸声もろごゑ如何いかに高ければとて
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
妻はみ児等も疲れて諸声もろごゑ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)