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ものがな
ふりがな文庫
“ものがな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
物哀
50.0%
物悲
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物哀
(逆引き)
物哀
(
ものがな
)
しいあの空の色、寒い風に吹かれながら上野の公園側を歩いて来た時は心細かったと書いてよこした。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
銀子はふと二日ほど前に新婚旅行先の
飯坂
(
いいざか
)
温泉から来た、倉持の絵葉書が
想
(
おも
)
い出され、胸先の痛くなるのを感じたが、あの
物哀
(
ものがな
)
しい狭い土地から足をぬいたことは、何といっても気持がよかった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ものがな(物哀)の例文をもっと
(6作品)
見る
物悲
(逆引き)
物悲
(
ものがな
)
しく寂しくてたまらなくなった、二三日寝汗をかいたことを思い出し、人々の希望にそむくようになりゃしないかという
懸念
(
けねん
)
が、むらむらと胸先へ
激
(
たぎ
)
りきて涙がぼろぼろと落ちた。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
すると、かなたには
灰色
(
はいいろ
)
の
海
(
うみ
)
が
物悲
(
ものがな
)
しく
見
(
み
)
えて、その
沖
(
おき
)
の
方
(
ほう
)
は
暗
(
くら
)
くものすごかったのでありました。
雪の国と太郎
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ものがな(物悲)の例文をもっと
(6作品)
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