“もとやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本山88.9%
元山11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美濃の鵜飼うがいから信州本山もとやままでの間は尾州藩、本山から下諏訪しもすわまでの間は松平丹波守まつだいらたんばのかみ、下諏訪から和田までの間は諏訪因幡守いなばのかみの道固めというふうに。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「木曾路には、獣類の皮をあきなふ店多し、別して贄川にへかはより本山もとやままでの間多く、また往来の人に、熊胆を売らんとて勧むる者多し、油断すべからず」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「今日は是非とも洗馬せばを越えて贄川にえかわ辺まで参りたくあれど、女の足のご難儀ならば元山もとやまの宿で宿まりましょうほどに、ゆるゆるとおいでなさりませ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)