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みんてき
ふりがな文庫
“みんてき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
明笛
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明笛
(逆引き)
月琴
(
げっきん
)
の師匠の家へ石が投げられた、
明笛
(
みんてき
)
を吹く青年等は非国民として
擲
(
なぐ
)
られた。改良剣舞の娘たちは、赤き
襷
(
たすき
)
に
鉢巻
(
はちまき
)
をして、「品川乗出す
吾妻艦
(
あずまかん
)
」と
唄
(
うた
)
った。
日清戦争異聞:(原田重吉の夢)
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
花曇りに暮れを急いだ日は
疾
(
と
)
く落ちて、表を通る駒下駄の音さえ手に取るように茶の間へ響く。
隣町
(
となりちょう
)
の下宿で
明笛
(
みんてき
)
を吹くのが絶えたり続いたりして眠い
耳底
(
じてい
)
に折々鈍い刺激を与える。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そして月琴を彈く者もあれば、
明笛
(
みんてき
)
を吹く者もあり、姉妹がまた其がいけたので、
喧
(
やかま
)
しい合奏は十一時十二時まで續いた。母親はこツそり其の騒を
脱
(
ぬ
)
けて
翌日
(
あす
)
の米の心配に來たことも
往々
(
ま/\
)
あツた。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
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