“みなげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身投60.0%
投身30.0%
投身者5.0%
没身5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十二歳の時、友達が自殺をしたのに感化かぶれて、三階の窓から下の敷石を目がけて身投みなげをした事があつた。
「といって、投身みなげしたんでもありませんよ。心臓を深く刺されて殺されているんですから」
民さんも知っていましょう、あの年は、城のほりで、大層投身者みなげがありました。
女客 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
憂鬱ゆううつの半年、身をひきむしってしまいたいような日々を、人形を抱いて見たりほうりだしたり、小説を書けば、「五大堂」のように、没身みなげ心中を思ったりして、錦子はだんだんにつかれていった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)