“みちよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
三千代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は此細君をつらまへて、かつて奥さんと云つた事がない。何時いつでも三千代みちよさん/\と、結婚しない前の通りに、本名ほんみようんでゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「びっくりしなくってもいいわよ。あたし、おばけじゃないのよ。三千代みちよちゃんというのよ。」
鉄人Q (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
代助は平岡にわかれてから又引き返して、旅宿りよしゆくへ行つて、三千代みちよさんに逢つてはなしをしやうかと思つた。けれども、なんだかけなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其日誠吾は中々なか/\かねを貸してらうと云はなかつた。代助も三千代みちよが気の毒だとか、可哀想だとか云ふ泣言なきごとは、可成避ける様にした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三千代みちよさんはどうした」と聞いた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)