“みちみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
充満75.0%
充滿12.5%
満充12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空を眺むる宮が目のうちにはゆらんやうに一種の表情力充満みちみちて、物憂さの支へかねたる姿もわざとならず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
彼は母親の泣き聲と、それから時々「*6めでたし、聖寵充滿みちみてるマリア。」とか「*6罪人なるわれらのために、祈りたまえ。」
*6 めでたし、聖寵充滿みちみてるマリア——母親が念珠をくりながら下記の天使祝詞(Ave Maria)をとなえているのである。——めでたし、聖寵充滿てるマリア、主御身と共にまします。
可厭いやな声で。はじめ、一声、二声は、横手の崖に満充みちみちたもやの底の方に響きました。虚空へ上って、ぎゃっと啼くかと思うと、直ぐにまたぎゃっと来る。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)