満充みちみ)” の例文
可厭いやな声で。はじめ、一声、二声は、横手の崖に満充みちみちたもやの底の方に響きました。虚空へ上って、ぎゃっと啼くかと思うと、直ぐにまたぎゃっと来る。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)