“みずがめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミズガメ
語句割合
水甕56.3%
水瓶43.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸端の水甕みずがめに冷やしてあるラムネを取りに行って宵闇の板流しに足をすべらし泥溝どぶに片脚を踏込んだという恥曝はじさらしの記憶がある。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
あの人は卓の上の水甕みずがめを手にとり、その水甕の水を、部屋の隅に在った小さいたらいに注ぎ入れ、それから純白の手巾をご自身の腰にまとい
駈込み訴え (新字新仮名) / 太宰治(著)
「同役(といつも云う、さむらいはてか、仲間ちゅうげんの上りらしい。)は番でござりまして、唯今ただいま水瓶みずがめへ水を汲込くみこんでおりまするが。」
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
平次は家の中を一と通り見廻して、それから外へ出ました、わけても水瓶みずがめと下水と井戸に気をつけたのは、少しばかり訳のあることだったのです。