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すいびょう
ふりがな文庫
“すいびょう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
水瓶
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水瓶
(逆引き)
もう一方の手の先きで、ちょいと軽くつまんでいるきりの
水瓶
(
すいびょう
)
などはいまにも取り落しはすまいかとおもわれる。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
一人の僧はまた、盤のうえに、
剃刀
(
かみそり
)
をささげ、また、一人は十八公麿のそばに寄って、
水瓶
(
すいびょう
)
を捧げていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
別に其間に謂と照との
談
(
はなし
)
はない。謂は謂であり、照は照であったであろう。最初に謂がしきりに照を世話した頃、照は謂に其の
有
(
も
)
っていた黒金の
水瓶
(
すいびょう
)
に詩を添えて贈った。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その前にある
経机
(
きょうづくえ
)
には
香炉
(
こうろ
)
と、
水瓶
(
すいびょう
)
をのせ、やや
退
(
さ
)
がって、
阿闍梨性範
(
あじゃりしょうはん
)
の席、左右には、式僧が、七名ずつ、これも、眼たたきもせずに、それへ入ってくる
九歳
(
ここのつ
)
の
発心者
(
ほっしんしゃ
)
を、じっと、見つめていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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