“みずがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑞牆60.0%
瑞籬40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
更に甲武信、国師附近の数峰と、金峰山以西の瑞牆みずがき山、小川山等を加えたならば、其数優に三十以上に達して、而も最高峰は二千六百米に及んでいる。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
以前の瑞籬みずがきは、由比ごうに面した南の山にあったのだが、頼朝の入国と同時に、ここへ造営を開始され、おとといの八日までに、棟上げまでに運びができた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大兄の哄笑こうしょう忍竹しのぶを連ねた瑞籬みずがきの横で起ると、夕闇ゆうやみの微風に揺れているかしわほこだちの傍まで続いていった。卑弥呼は染衣しめごろもそでみながら、遠く松の茂みの中へ消えて行く大兄の姿を見詰めていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)