“みこのみこと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
太子33.3%
摂政太子33.3%
皇子尊33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また息長眞手おきながまての王が女、比呂ひろ比賣の命に娶ひて、生みませる御子、忍坂おさか日子人ひこひと太子みこのみこと、またの名は麻呂古の王、次に坂のぼりの王、次に宇遲うぢの王三柱。
かれ白髮の太子みこのみこと御名代みなしろとして、白髮部しらがべを定め、また長谷部はつせべ舍人とねりを定め、また河瀬の舍人を定めたまひき。この時に呉人くれびとまゐ渡り來つ。その呉人を呉原くれはらに置きたまひき。
実母・寳ノ太后おおきさきの治世、さらに母の弟すなはち叔父であり、父系をたどれば従兄にもあたる軽ノ帝の治世、もう一つ寳ノ太后の二度目の治世と、前後四代の朝にあひも変らぬ摂政太子みこのみことの名のもとに
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
日並皇子尊ひなみしのみこのみこと殯宮あらきのみやの時、柿本人麿の作った長歌の反歌である。皇子尊みこのみことと書くのは皇太子だからである。日並皇子尊(草壁皇子くさかべのみこ)は持統三年に薨ぜられた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)