“クマール”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
殿下25.0%
万歳25.0%
太子25.0%
太子殿下25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私も印度人ではなかったが、この瞬間だけは「万歳」という特定語を持たぬこの印度の友達と心を一にして声の限りに「ナリン殿下クマール」を絶叫したのであった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
この可憐かれんな美少年があのカパディア氏からたびたび聞かされていた英邁えいまいなナリン殿下クマールであろうか? この美しい少年が? 私は混乱し切った頭でもう一度不思議そうに私を
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
見よ! あれほど激昂しひしめき合ったその怒りも失せて、もはや誰一人手を振るものもなければ万歳クマールを絶叫するものもない。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
王女はその時何かの用事で珍しく後宮ザナナを出て、表御殿のナリン太子クマールの部屋へお見えになっていられたが、あいにく太子は部屋においでがなかった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
口々にナリン太子殿下クマールの万歳を唱え始めましたが、やがて太子殿下は露台へ姿をお現しになって私共に向って御会釈をなさいました。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)