“まんげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万華60.0%
万花40.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
耳を澄ますと、四山の樹々には、さまざまな小禽ことりむれ万華まんげの春に歌っている。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「高時は、堂上などに、眷恋けんれんはせぬ。京にも負けぬ、鎌倉の京をここに築いて見しょう。あらゆる工芸のすいをあつめ、万華まんげ鎌倉の楽園を、一代につくって、その中で生涯する。……なんで、朝廷の空名などを、物欲しげに」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
島にはつつじ、山吹やまぶき連翹れんぎょう糸桜いとざくら、春の万花まんげがらんまんと咲いて、一面なる矮生わいせい植物と落葉松からまつのあいだを色どっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万花まんげいろどりには、琥珀こはく、さんご、真珠をちりばめ、瓔珞ようらくには七ツの小さい金鈴と、数珠宝珠ずずだまをさげるなど、妙巧の精緻せいち、ただ見恍みとれるのほか、ことばもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)