“ますがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桝形70.4%
枡形22.2%
枡型3.7%
桝型3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに昔の本陣だつたままの家作りの牡丹屋や桝形ますがたの茶屋の古びた美しさや、その村はづれの分去わかされのあたりの山々の眺めなどをなつかしんで
ふるさとびと (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
見附みつけ見附には枡形ますがたがあり、そこは長いものを通さず、やりや鉄砲や梯子はしごと間違えられるので、竹ざおなどを持ちこむのに、風呂敷をかぶせて
江戸の昔を偲ぶ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
博士の前に、四角な枡型ますがたの写真が六個、縦に四個左右に一個ずつ、花のようにならんでいた。よくみるとその写真には、火星の表面やきらきら輝く無数の星がうつっていた。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
中央まんなかに庭を囲んで、そのまわりに、桝型ますがたに、部屋が並んでいる様な作り方でしたから、随って屋根裏も、ずっとその形に続いていて、行止ゆきどまりというものがありません。
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)