“まくらのそうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枕草子80.0%
枕草紙20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『源氏物語』、『枕草子まくらのそうし』以下漢語を用ゐたる物を排斥致し候はば、日本文学はいくばくか残り候べき。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
枕草子まくらのそうし』には宮中の人たちが、隠れて女を打とうとしたことが面白く書いてあるが、無論こういう行事はたわむれになりやすく、小児はまた決していたずらがきらいではない。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
清少納言『枕草紙まくらのそうし』は、日本文芸史上屈指の傑作であり、またこの種の文芸作品としては世界においてもユニックなものと思われるが
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
ことに『伊勢物語』や『源氏物語』や『夜半よわ寝覚ねざめ』がつくられているではないか、それにまた『蜻蛉日記かげろうにっき』や『枕草紙まくらのそうし』や『更級日記さらしなにっき』やのような美しい日記随筆の類が生れているではないか
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)