“まきもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巻物36.4%
卷物27.3%
捲物18.2%
蒔物18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝授すると云っても、その譜をかいてある巻物まきものをゆずるのです。座敷のまん中にむかい合って、弟子はその巻物をひろげて一心に見ていると、師匠が一度ふいて聞かせる。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
信仰は呼び——天使は招き——神は命じ給ひ——生命は卷物まきものの如くに捲き收められ——死の門は開いて彼方の永遠を示した。
そこでは、たけの高い石のいただきを掘りくぼめた手水鉢ちょうずばち捲物まきもの柄杓ひしゃくが伏せてある。その柄杓に、やんまが一ぴき止まって、羽を山形に垂れている。吹田順助すいだじゅんすけさんはこの蜻蛉とんぼの描写を特に推奨して、こういった。
例えば下肥しもごえの如きも、これを相当科学化して乾燥した固形物とするか、或は粉未として、感じにも取扱いにも効能にも相当の増進率を持たせる、それから蒔物まきものの調節、麦を蒔いたあとへ陸稲とか