“まいら”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやとよ大王。大王もしまこと空腹ものほしくて、食物かてを求め給ふならば、やつがれ好き獲物をまいらせん」「なに好き獲物とや。……そは何処いずこに持来りしぞ」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
大蛇退き帰るところを追い様にまた中ほどを射た、竜王出でて恩を謝し何でも願いの品をまいらすべしという、冠者鐘を鋳んと苦辛するさまをいうと
そこでシャー、しからば五十ガルヴァルはと問うと、海王それも出来ぬから、自分の后と諸公主むすめどもまいらそうと答えた。
さきに獲物をまいらせんといひしも、まことはこの事願はんためなり
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)