“ぼくじゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
墨汁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二本のつのの生えたいびつな方形の枠の上にななめに一本の棒を横たえた図形が、濃い墨汁ぼくじゅうで肉太に描いてあるのだ。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
さっそく、はねペンと墨汁ぼくじゅうかみ用意よういして、二百ページあまりの築城書ちくじょうしょを、かたっぱしからうつしはじめました。
おそらく、墨汁ぼくじゅうを流したように暗澹あんたんとした空と巨鯨のように起き伏した激浪が視界をおおっているに違いない。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)