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ほこりくさ
ふりがな文庫
“ほこりくさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
埃臭
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埃臭
(逆引き)
四方一帯、春昼の
埃臭
(
ほこりくさ
)
さのなかに、季節に後れた
沈丁花
(
じんちょうげ
)
がどんよりと
槙
(
まき
)
の樹の根に咲き匂っている。
春:――二つの連作――
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
古編笠をかぶった浪人者が一名、
埃臭
(
ほこりくさ
)
い
蝙蝠羽織
(
こうもりばおり
)
に、
溝染
(
どぶぞめ
)
の
袷
(
あわせ
)
を着、肩をそびやかして
傲然
(
ごうぜん
)
と、門前に突っ立っている。——そしてそれを囲んで、門番や家来の者たちが
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日本の魔法使も、
埃臭
(
ほこりくさ
)
い
飛田
(
とびた
)
の土の中から、コスモスの
芽生
(
めばえ
)
には似てもつかない
色々
(
いろん
)
な物を見せてくれる。
業突張
(
ごうつくばり
)
の予選派の
面
(
つら
)
。
食
(
くひ
)
しん坊の同志会の胃の腑。泥だらけな市長の
掌面
(
てのひら
)
……。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
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