“ほおじろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頬白96.6%
画眉鳥3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安宅にはうぐいす、めじろ、頬白ほおじろくらいしかわからなかったが、益村家の庭からでも、久太夫の飼っているそれらの小鳥の声がよく聞えたものだ。
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
シコモルの茂みの中には頬白ほおじろが騒いでおり、すずめは勇ましい声を立て、啄木鳥きつつきはマロニエの幹をよじ上って、樹皮の穴を軽くつつき回っていた。
これに反して画眉鳥ほおじろの雄ばかりは、家庭を女に任せていつでも歌っている。そうして巣のある処から、かなり遠くまで出てあるくようである。
土を食い虫を食い口が渋くなったということを、彼もまた中国の田舎の方言を以てかたっていたのである。画眉鳥ほおじろが杉や川楊かわやなぎなどの最上端にとまって、青い天地を眺めつつ啼く声まで、我々には
この秋よく聴いたのは百舌鳥もずばかりであった。こやつは一羽いても騒々しいから、ぐに遠方からでも来たなということが知れる。早天には普通百舌鳥の合間に、画眉鳥ほおじろの声を聴いたものであった。