“ほうちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホウチュウ
語句割合
庖厨66.7%
庖廚20.0%
抱沖6.7%
鮑忠6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君子は庖厨ほうちゅうに遠ざかる、と聖人が言いましたが、金椎のこの頃は、庖厨の中で聖書を読むの機会が多くなりました。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このとき戸口に人の声して、ほどなく庖廚ほうちゅうにありしエリスが母は、郵便の書状を持て来て余にわたしつ。見れば見覚えある相沢が手なるに、郵便切手は普魯西プロシヤのものにて、消印には伯林ベルリンとあり。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
多紀茝庭さいてい、伊沢蘭軒、小島宝素こじまほうそがあり、抽斎と枳園との傍系には多紀暁湖、伊沢柏軒、小島抱沖ほうちゅう、堀川舟庵と漁村自己とがあるというのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その後陣に、済北さいほく鮑信ほうしんが備えていたが、北軍南下の報らせを聞くと、弟の鮑忠ほうちゅうをそっと呼んで
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)