“へんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
扁壺25.0%
片孤25.0%
編戸25.0%
返顧25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扁壺へんこ。陶器。朝鮮李朝。丈六寸八分、巾五寸七分、厚さ四寸七分。内山省三氏蔵。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かつて同じ千葉県下に起つた事実でういふのがあつた。将門ほど強い男でも何でも無いが、可なりの田邑でんいふを有してゐる片孤へんこがあつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
もう一つ「出雲風土記」にも余戸あまべの説明があります。それには、「神亀しんき四年の編戸へんこによる、天平てんぴょうさと」ということが書いてある。神亀しんきというのは奈良の朝、聖武天皇の御代の初めの年号です。
然るにわが日中両国を返顧へんこするも、猶お未だ、昏々こんこん蒙々もうもう、一に大祥のまさに臨み亡種の惨を知らざるが如し。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)