“ぶどうまめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
葡萄豆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎は「ええ、ありがとう、おかげさまで」というようなことをまじめに答えながら、下を向いて、お猪口ちょく葡萄豆ぶどうまめをしきりに突っつきだした。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
エート病人料理の話しで肝腎かんじんな今日のお料理が何処どこへか行ってしまった。大原さんは葡萄豆ぶどうまめがお好きだから昨日きのう煮ておいた葡萄豆をモー一度煮返して差上げよう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
爪の黒ずんだ婆さんの、皺頸しわくび垢手拭あかてぬぐいを巻いたのが、からびた葡萄豆ぶどうまめを、小皿にして、げた汁椀を二つ添えて、盆を、ぬい、と突出した。片手に、旦那様穿換はきかえの古足袋を握っている。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
家のお惣菜そうざいに煮ておいた葡萄豆ぶどうまめでも何でもある物をんな出しましょう。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
くりふくマセ 冬 第二百八十三 葡萄豆ぶどうまめ
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)