“ふんまん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憤懣61.2%
忿懣38.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
っても、それを読みはじめたときから私の胸を一ぱいにさせていた憤懣に近いものはなかなか消え去るようには見えなかった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
思ウニ彼女ハ、世間ノ多クノ父親ト違イ、僕ガ彼女ヨリモ彼女ノ母ヲ熱狂的ニ愛シテイルラシイノニ憤懣ヲ感ジテイルノデハナイカ。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
さらに三斎について注目すべきは、彼が徳川の傘下りながら、幕府の不遜な対朝廷策に、大きな忿懣を抱いていたことである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分自身に対する堪え難い忿懣を心にいだきながら、愛想づかしのをぺっと吐いて、そのまま逃げ出してしまったではないか。