“ふんきゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
紛糾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古来多くの人々がそうして来た。しかしひとたびこれらの伝記に対して疑問を起こし始めると、どうにも納まりがつかないほどに問題は紛糾ふんきゅうして来るのである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
楽友協会に紛糾ふんきゅうがありブラームスは三千マルクの年俸ねんぼうと共にその指揮者の地位を捨てたが、幸いブラームスの音楽はその頃からようやく理解されるようになり
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
父は他人ひと紛糾ふんきゅう事件で家族に飯をたべさせているのだから、わずらわしいことをきくので頭が一ぱいであったろうに、例の大木魚の顔がムズと前に出たらダニのように離れない。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)