トップ
>
ふるぶすま
ふりがな文庫
“ふるぶすま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
古襖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古襖
(逆引き)
「こんなこッちゃあ
可
(
い
)
かん。」と自から
窘
(
たしな
)
めるがごとく
呟
(
つぶや
)
いて、
洋燈
(
ランプ
)
を見て、再び机に向った時、
室
(
ま
)
が広いので灯も届かず、薄暗い
古襖
(
ふるぶすま
)
の外に
咳
(
しわぶ
)
く声して
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
背後
(
うしろ
)
の
古襖
(
ふるぶすま
)
が半ば
開
(
あ
)
いて、奥にも一つ見える小座敷に、また五壇の雛がある。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
人も立ち会い、抱き起こし申す
縮緬
(
ちりめん
)
が、氷でバリバリと音がしまして、
古襖
(
ふるぶすま
)
から
錦絵
(
にしきえ
)
を
剥
(
は
)
がすようで、この方が、お
身体
(
からだ
)
を裂く思いがしました。胸に
溜
(
た
)
まった血は暖かく流れましたのに。——
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ふるぶすま(古襖)の例文をもっと
(6作品)
見る