“ふりん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:フリン
語句割合
不倫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ラッサは今家々の庭に桃の花のまっ盛りである。きょうは幸い埃風ほこりかぜも吹かない。僕等はこれから監獄かんごくの前へ、従兄妹同志いとこどうし結婚した不倫ふりんの男女のさらしものを見物に出かけるつもりである。……
第四の夫から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
両女の中の割合に心雄々おおしきはおっとの如き気風となり、やさしき方は妻らしく、かくて不倫ふりんの愛に楽しみふけりて、永年えいねんの束縛を忘れ、一朝変心する者あれば、男女間における嫉妬しっとの心を生じて
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
そはおそろしきXなり。みだらにして不倫ふりんなるははのごとく
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)