“ふほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
訃報84.6%
不法7.7%
富峰7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅で病むのは何と心細かったことだろう。それに私は貧しいかぎりであった。島村抱月先生のいたましい訃報ふほうを新聞で知ったのもその時であった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
一個人の殺害さつがいせられたるために三十五万ドルの金額を要求するごとき不法ふほう沙汰さたいまだかつて聞かざるところなり、砲撃ほうげき云々うんぬんは全く虚喝きょかつぎざれば断じてその要求を拒絶きょぜつすべし
此地眺望最も秀美、東は滄海そうかい漫々まんまんとして、旭日きょくじつ房総ぼうそうの山に掛るあり、南は玉川たまがわ混々こんこんとして清流の富峰ふほうの雪に映ずるあり、西は海老取川えびとりがわを隔て云々、大層賞めて書いてある。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)