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ふぢづる
ふりがな文庫
“ふぢづる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
藤蔓
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤蔓
(逆引き)
垣根の真中から不意に生ひ出して来た野生の
藤蔓
(
ふぢづる
)
が人間の
拇指
(
おやゆび
)
よりももつと太い蔓になつて、生垣を突分け、その大樹の松の幹を、
恰
(
あたか
)
も
虜
(
とりこ
)
を捕へた綱のやうに、ぐるぐる巻きに巻きながら
攀
(
よ
)
ぢ登つて
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
こゝに
年歴
(
としへ
)
たる
藤蔓
(
ふぢづる
)
の大木にまとひたるが谷川へ
垂下
(
たれさが
)
りたるあり、
泊
(
とま
)
り
山
(
やま
)
して水
汲
(
くむ
)
もの
樽
(
たる
)
を
脊
(
せ
)
にくゝし
負
(
お
)
ひ、此ふぢづるをたよりとして谷川へくだり、水をくみてたるの口をつめて
脊
(
せ
)
おひ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ふぢづる(藤蔓)の例文をもっと
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