“ふくろものや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
袋物屋83.3%
袋物商16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで僕の頭に第一に浮かんだ問題は、この大金たいきんるべき相当な財布さいふを得ることであった。ただちに袋物屋ふくろものやに走って種々の財布や紙入れを見た。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
煙草入たばこいれだの、唐桟とうざん小片こぎれだの、古代更紗こだいさらさだの、そんなものを器用にきちんと並べ立てて見世を張る袋物屋ふくろものやへでも行って、わざわざ注文しなければ
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
是れは木挽町こびきちょう三丁目の岡村由兵衞おかむらよしべえと云う袋物商ふくろものやと云うとていが宜しいが、仲買をしてお出入先から何品なにしなをと云うと、じき宮川みやがわへ駈付けるという幇間おたいこ半分で面白い人で、また一人は伴廻ともまわ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)