“ふくいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
福音78.4%
復員10.8%
幅員10.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう時代に、博文館から日本文字全書、温知おんち叢書、帝国文庫などの翻刻物を出してくれたのは、われわれに取って一種の福音ふくいんであった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「おじいさん、南方なんぽうからは、もうみんな、復員ふくいんしてしまったでしょうね。」と、きいたのでした。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自然界の平衡状態イクイリプリアム試験管内しけんかんない科学的かがくてき平衡へいこうのような簡単かんたんなものではない。ただ一種の小動物だけでも、その影響えいきょうおよぶところははかり知られぬ無辺むへん幅員ふくいんをもっているであろう。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)