“ふぎやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
俯仰66.7%
不撓33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長城万里にわた荒蕪くわうぶ落日に乱るゝの所、ちやうたる征驂せいさんをとゞめて遊子天地に俯仰ふぎやうすれば、ために万巻の史書泣動し、満天の白雲つて大地を圧するの思あり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
我身をめぐれるものは、八面皆碧色なる灝氣かうきにして、俯仰ふぎやうの間ものとして此色を帶びざるはなかりき。試みにひぢを擧ぐれば、忽ち無數の流星の身邊に飛ぶを見る。
ロチスター氏のやうな手練の、不撓ふぎやう乘手のりてにとつてはそれ位のことは朝の乘馬位だつたらうに。
さう粘りつよく、血縁にかゝはつてゐてはいけません。あなたの不撓ふぎやうの心と熱情を、適當な理由の爲めにとつて置くことにして、ありふれた果敢ないことに無駄遣ひするのをお止めなさい。