トップ
>
ふうちゅう
ふりがな文庫
“ふうちゅう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
風中
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風中
(逆引き)
三人の友だちとは、俳人の
露柴
(
ろさい
)
、洋画家の
風中
(
ふうちゅう
)
、
蒔画師
(
まきえし
)
の
如丹
(
じょたん
)
、——三人とも
本名
(
ほんみょう
)
は
明
(
あか
)
さないが、その道では知られた
腕
(
うで
)
っ
扱
(
こ
)
きである。
魚河岸
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しんしんとして、
木蓮
(
もくれん
)
は
幾朶
(
いくだ
)
の
雲華
(
うんげ
)
を
空裏
(
くうり
)
に
擎
(
ささ
)
げている。
泬寥
(
けつりょう
)
たる
春夜
(
しゅんや
)
の
真中
(
まなか
)
に、和尚ははたと
掌
(
たなごころ
)
を
拍
(
う
)
つ。声は
風中
(
ふうちゅう
)
に死して一羽の鳩も下りぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
保吉
(
やすきち
)
はやむを得ず
風中
(
ふうちゅう
)
や
如丹
(
じょたん
)
と、
食物
(
くいもの
)
の事などを話し合った。しかし話ははずまなかった。この
肥
(
ふと
)
った客の出現以来、我々三人の心もちに、妙な狂いの出来た事は、どうにも仕方のない事実だった。
魚河岸
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ふうちゅう(風中)の例文をもっと
(2作品)
見る
検索の候補
かざなか