“ひのきばやし”の漢字の書き方と例文
語句割合
檜林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清浄な檜林ひのきばやしを見つけた。わしは老母おふくろ空骸なきがらを千年ごけの下に埋めた。くわは近くの小挽こびき小屋から借りて来たものだった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、おの木魂こだま檜林ひのきばやしの奥から静かにひびいていた。光秀は、従兄弟の手に、旗でくるんだ叔父の首級くびをあずけて
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おいおい、おいおい。そんな方角ほうがくじゃあない。もっと右の方だ、右の方の道をりろ。まだまだずッとさわの方——あの檜林ひのきばやしがこんもりしげっている向こうの谷だ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)