“ひっぺが”の漢字の書き方と例文
語句割合
引剥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此処の主人が大金を出して抱えた花魁なら、大切な預り物よ、それが紛失なくなっては己が済まねえから、畳を揚げたり天井板を引剥ひっぺがして探そうというのが分らねえか
価値ねだんひどうげす。植木屋だと、じゃあ鉢は要りませんか、と云って手を打つんでげすがな。画だけ引剥ひっぺがして差上げる訳にも参りませんで。どうぞ一番ひとつ御奮発を願いてえんで。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
客「オヽ若え衆、少しものをなくしたから畳を残らず揚げて見たが知れねえから、これから天井板を引剥ひっぺがして探して見ようかと思うから、踏台か何か持って来てくれ」
床屋風情にゃあ過ぎたものを借りやあがった、ふすまの引手一個ひとつ引剥ひっぺがしても、いっかど飲代のみしろが出来るなんと思って、薄ら寒い時分です、深川のおやしきがあんなになりました、同一おなじ年の秋なんで。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)