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ひっぺが
ふりがな文庫
“ひっぺが”の漢字の書き方と例文
語句
割合
引剥
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引剥
(逆引き)
此処の主人が大金を出して抱えた花魁なら、大切な預り物よ、それが
紛失
(
なくな
)
っては己が済まねえから、畳を揚げたり天井板を
引剥
(
ひっぺが
)
して探そうというのが分らねえか
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
半
価値
(
ねだん
)
は
酷
(
ひど
)
うげす。植木屋だと、じゃあ鉢は要りませんか、と云って手を打つんでげすがな。画だけ
引剥
(
ひっぺが
)
して差上げる訳にも参りませんで。どうぞ
一番
(
ひとつ
)
御奮発を願いてえんで。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
客「オヽ若え衆、少しものをなくしたから畳を残らず揚げて見たが知れねえから、これから天井板を
引剥
(
ひっぺが
)
して探して見ようかと思うから、踏台か何か持って来てくれ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
床屋風情にゃあ過ぎたものを借りやあがった、
襖
(
ふすま
)
の引手
一個
(
ひとつ
)
引剥
(
ひっぺが
)
しても、いっかど
飲代
(
のみしろ
)
が出来るなんと思って、薄ら寒い時分です、深川のお
邸
(
やしき
)
があんなになりました、
同一
(
おなじ
)
年の秋なんで。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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