“ひっきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
畢竟93.8%
必竟5.4%
畢寛0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畢竟ひっきょう、俗物連中は、現在の世界と死後の世界とは、その事情同一なるように考えておるから、かかる誤りたる論を立つるに相違ない。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
かかる無辜むこの人々をごうも罰する理由はない。もしその罪を問うことが必要ならば、必竟ひっきょうその罪の帰するところは彼らにあらずして全く私に在るのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それも主客円融ということは渾然として境涯的のものであって、写生は畢寛ひっきょう写生に過ぎないからね。実感に即する抒情までも写生とするのは、少々牽強附会けんきょうふかいじゃないかな。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)