“ひっきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
畢竟93.7%
必竟5.5%
畢寛0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独り貉ばかりではない。我々にとって、すべてあると云う事は、畢竟ひっきょうするにただあると信ずる事にすぎないではないか。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そんな気のするのは畢竟ひっきょう自分が平生相撲に無関心であり、二三十年来相撲場の木戸をくぐった事さえないからであろう。
相撲 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
自分はただ彼の顔色が少しあおくなったのを見て、これは必竟ひっきょう彼が自分の強い言語にたたかれたのだと判断した。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうしてそれを思い合わせると、いつも似寄った刻限なので、必竟ひっきょうは毎朝同じ車が同じ所を通るのだろうと推測した。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何事もそこから出発して行かなければこの話は畢寛ひっきょうまわりばかり回る事になりますから。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
リストは寛大で世話好きで、立派な人物であったに違いないが、野人ブラームスとは別の世界に住む人で、二人は畢寛ひっきょう水と油であったにすぎないのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)