“ひしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
非職33.3%
皮色33.3%
罷職33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは非職ひしょく辞令じれいが場長の手許てもとまできてでもいやせぬかとも考える。まさかにそんなに早くやめられるようなこともあるまいと思いなおしてみる。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
東京にいることになれば位置いちが低くても勉強ができる、なるべく非職ひしょくなどいう辞令じれいを受け取らずに、転任てんにんしたいものだ、めしくってすぐとでかけよう。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ところが数日のまに、そこはあかい椀のフタぐらいな大きさにまでれ上がり、また幾つもの小さいくちを作って、さながら柘榴ざくろみたいな皮色ひしょくさえ呈して来た。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ドリスをてようか。それは「絶待」に不可能である。少し用心深く言ったところで、「当分」不可能である。罷職ひしょくになって、スラヴ領へ行って、厚皮の長靴を穿く。飛んでもない事だ。